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2020104日(土)BC学院の故宮見学文化講座が開催されました。今年は故宮創建600周年に当たり記念の特別展が開かれています。今回初めて出展される文物も多く、次に見られるのは100年後かもという得難い機会での講座となりました。

 

今回は日本の有名食品企業や有名旅行企業の方、また中国企業の日本人社員の方など大勢が参加されました。以前故宮へ来たことのある方は今回の講座で故宮を深く知ることができたと、今回が初めての方は通り一遍の解説を聞いて写真を撮るだけでない体験ができたと口々に話してくれました。


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BC学院の文化講座は、北京師範大学で古代中国語の博士号を取得した龍琳講師が講義を行い、「中国通」の陽子スタッフが通訳を務め、毎回異なるテーマを決めて、建物や文物を紹介しながらひとつの大きな物語を紡いでいく形式をとっています。ある参加者は「普通のガイドは観光スポットの表面的な説明しかしないけれど、龍講師はその文化的背景や成り立ち、昔の人の考え方まで解説してくれるので、故宮の魅力を存分に味わうことができた」と話していました。


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我々は東華門からスタートし、かつての朝廷の官僚たちが「出勤」した道を通って故宮へ入りました。講座では龍講師が次々と問題を提起します。「紫禁城は何故“紫”の文字を使うのか?」「明朝の三大殿が清朝の三大殿の何倍もの大きさだったのは何故か?」深く掘り下げた詳しい解説に、通りすがりの観光客が足を止めて聞き入ってしまうことも…。建物のデザインにおける縦横の比率が中国と日本で共通する部分があるというくだりでは、皆故宮に親しみを覚え喜んでいました。


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600周年記念の特別展は大人気で、目玉となる文物の前は黒山の人だかりでした。そのため龍講師は前もって「宝探しゲーム」のスタイルを用意して、展示場で6つの重要な文物を楽しみながら探して理解を深めてもらうことにしました。


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そんなこんなであっという間に故宮の北端にある御花園まで来てしまいました。御花園でも、見逃してしまいそうな庭石にも深い意味が込められていることを知って驚いたりして、有意義な週末を満喫した参加者の皆さんは、神武門を出たところで記念撮影をし、故宮600年の旅を締めくくりました。


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そのあとは盛り上がった気分のそのままに火鍋を囲んでの会食となりました。話題のロボット?レストランのサービスに驚いたり、中国伝統芸能の変面を鑑賞したり、楽しい夜を過ごしました。 

BC学院は今後も文化の懸け橋として、受講生の皆さんや外国からのお客様のために有意義で魅力あるイベントを提供していきたいと思いますので、ぜひご期待ください!


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BC学院ではこれからも、世界各地から来た皆さんに文化講座を通して中国の宮廷建築や古人の叡智をご紹介していきたいと思います。